うたらばの各投稿コンテンツへの募集要項と投稿の注意点です。
1:
短歌×写真のフリーペーパー
『うたらば』
各号の募集テーマに沿った作品をご投稿ください。お題の詠み込みは不要です。
ご投稿作品は著作権・出版権が著者本人に残っているものに限り
他の媒体にて発表された作品でも可とし、
当サイトの投稿フォームからのみご投稿を受け付けています。
投稿数に制限はありませんが、フォームから送れる作品は1回あたり5首のため
5首以上のご投稿は複数回に分けてお送りください。
現在募集中のテーマ:「戦い」
(2025/12/20 締切)
2:月刊うたらば
毎月の募集テーマに沿った作品をご投稿ください。お題の詠み込みは不要です。
締め切りは
こちらも投稿フォームからのみ受け付けています。
投稿数に制限はなく、すでに発表している短歌のご投稿もOKです。
募集テーマに合う短歌がありましたら過去作品もぜひご投稿ください。
※短歌コンテスト入選作や新聞雑誌での採用作品などは
稀に出版権が主催者に移っていることがありますのでご注意ください。
※投稿により作品の著作権・出版権が作者からうたらばへ移ることありません。
現在募集中のテーマ:「立」
(2025/10/4 締切)
『うたらば』は短歌の世界への入り口として、
短歌に触れたことのない人でも「なんとなく良いな」と感じられる誌面作りを意識しています。
そのため、田中ましろの本業であるコピーライターとしての知見も活用し、
「短歌を知らない人でもなんとなく良いなと感じられる」であろう独自の選歌基準を設定しました。
そのポイントをまとめておきます。
①なるべく平易な文体で
『うたらば』は短歌をまったく知らない人の目に触れるフリーペーパーです。
短歌を読み慣れない人は小難しいと感じるだけで読むのをやめる可能性があります。
逆に言えば、難読でないなら旧かなを用いることもNGではありません。
②自分にしかわからない話に気をつける
詠まれた作品の個人的な背景は作者以外、誰も知りません。
そのため、背景を知らない読者には歌意がうまく伝わらないこともしばしば。
補足を添えてご投稿いただく方もいらっしゃいますが、読者が読むのは作品部分だけなので
何も知らない人が読んでも伝えたいことが伝わる内容か、投稿前にぜひ見直してみてください。
③読み手に想像の余地を残す
例えば、「悲しい」や「嬉しい」などは作者の気持ちを表すわかりやすい単語。
ただ、直接的すぎる感情表現は読者から想像を膨らませる余地を奪ってしまいます。
読者に読解する楽しみを残すためにも、本当に伝えたいことはあえて直接書かない。
何を言わないかを考えるのも作歌には欠かせない工程です。
④いい意味で読者を裏切る
読者はつねに先を想像をしながら作品を読んでいます。
そんな読者の想像を作品内で裏切れたら、読者の印象はより強いものになります。
既視感を脱却する、という話とも似ているかもしれませんが
共通認識や常套句を逆手にとって読者を裏切っていく作歌方法も
「なんかいいな」には有効な手段だとなります。
⑤適度なレトリック、適度な詩情
比喩や修辞を適度に使って既視感のある表現から脱却することで良い作品は生まれます。
とはいえ、やりすぎると難読となってしまうリスクもある部分。
どの程度の比喩がちょうどよい飛躍なのか、自分なりの基準をぜひ見つけてください。
一読したときの「なんかいいな」があることで「読み解いてみよう」とも思ってもらえる。
だからこそ『うたらば』では特に注意して見ているポイントとなります。
⑥10秒で理解できる短歌
『月刊うたらば』の採用作品は公式Xアカウントでポストします。
そのメディア特性を踏まえて直感的に作品の良さが分かるかどうかを重視しています。
「共感できる歌」「景色が浮かぶ歌」「なるほどと思える歌」「くすっと笑える歌」「なんかエモい歌」など
どんなアプローチでも一目見たときに読者の心にひっかかること。
面白おかしい短歌も大歓迎です。過去にもそんな作品をたくさん採用しています。
肩の力を抜いて、読者の心を掴めそうないろんなアプローチを試してみてください。
長文になってしまいましたが、ご投稿時の参考にしていただけましたら幸いです。
田中ましろ 拝